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木下光敏アトピーの歴史
ここでは、私のアトピー歴を一人のアトピー患者の記録として、記していきたいと思います。
木下光敏アトピーの歴史

 幼少期

幼少期

 私が幼少期アトピーだったことは、もちろん小さい頃にはアトピーがどんなものとは分かりませんでしたが、親や周りが「自分がアトピーだった。」と言われていたのを覚えているくらいです。

 つまり、物心がつく頃にはアトピーは引いていました。
当時の状況を聞くと、首筋や腕や足の屈曲部の裏に炎症がおこるという、いわゆる典型的な幼児期のアトピーでした。

 この幼児期のアトピーは、主に胃腸の発達とともに治っていくという鉄板のレールに乗って私も治っていきました。


 学生期

 幼児期のアトピーが落ち着いて、特に皮膚でトラブルを起こした記憶もなく中学・高校とすぎていきました。ところが大学に入学し、一人暮らしを始め、タバコは吸わなかったんですがお酒を覚え、さらに深夜勤務のバイトもするようになり、生活リズムや食生活が乱れ始めました。すると、大学2年の頃に顔面に違和感(痒み?)が出たかと思うと、日に日に痒みの場所が拡大し、気付ば顔ぜんたいが象の皮のように腫れ、バイト先(接客業)でも、お客様から「大丈夫ですか?」と心配されるまでになりました。

 あまりに接客業には向かない容貌になってしまったので、バイトを一時お休みして治療に専念することにしました。

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 最初は皮膚科だけかかっていたのですが、ステロイド外用剤主流の標準治療でした。もちろんステロイドを塗っていれば炎症は引きますが、塗らなくなるとまた悪化し、漫然とステロイドを使用する時期が続きました。

 その時期に、ステロイドについて調べると、少し背筋が寒くなるような副作用があることを知り(今はステロイドに関しては違った評価だが)、なるべくステロイドを使わないで治すよう生活を見直すことを始めました。

 男性の学生の一人暮らしでは、「なるべく食費をかけずに腹を満たす」これが永遠のテーマです。そこでたどり着いたのが、「ポテチごはん」でした。読んで字のごとく、ポテトチップスを「おかず」にご飯を食べるのです。栄養バランスなんてあったものじゃありません。まずは、その食事を見直すことにしました。独学で、「油」と「カロリー」を控え、「野菜」を多く取ろうというのが方針でした。同時に、お酒も控えました。

 すると半年後には、腫れあがった顔もほぼ正常に戻り、体調が悪い時などは、右こめかみあたりに炎症が出たりしましたが、1〜2年でそれも出なくなりました。

 これで私は、完全にアトピーを克服したと思いました。


 成人期

 学生の頃にアトピーを克服(したと思っていた)してから10数年経過していました。
次第に食習慣も普通の食事に代わり、年齢と共に役職も増え深夜帰りをすることも増えてきました。

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 しかし、肌の状態は全く問題がなく、アトピー相談でお見えになられたお客様からも、私が過去にアトピー患者だったことを告げても簡単に信じてくれる人は少なかったです。それも相まって、アトピーを克服したとの自信が更についていき、生活自体も月に20日以上飲みに行くようなハードな生活が続きました。

 そして、運命の2015年6月です。
おでこに丘疹ができていることが増え、すごく痒みを伴います。
「まさかアトピー??」と思いましたが、その丘疹は、頭や胸、背中、お腹、足にまで広がりました。

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 ただ、前回までの完治体験や中医学の知識があったので、ステロイドには頼らず治していこうと思っていました。毎日自分の皮膚の状態、舌の状態、痒みの状態からベストな処方をして服用していきましたが、自分の思いとは裏腹に症状は悪化していくばかり。最初は、考え得る処方を試し、食事にも気を付け、今までしてこなかった運動も取り入れても、最終的にはあまりの痒みであおむけになることができず、あぐらをかいたまま夜を過ごす状態にまでなっていました。

 顔も、苔癬化し以前の象の皮のようになり浸出液が出てひどいものでした。そのため、外出も控えるようになり、この状態で仕事すら行くのも嫌になり、ひきこもり寸前にまでなっていました。そこで、ようやくステロイドを使う決心をし、皮膚科へ受診しました。あの時の自分の心境は、「情けない」の一言に尽きます。あれだけ自信満々だったのに、一番熟知してるはずの自分の体には、全く中医学が歯が立たなかったわけですから。その時の自分は、多少開き直りの心境があったので、「ドクターの言われるままに従おう」と誓っていました。

 最初に処方されたものは、プレドニン錠…そう、内服のステロイドでした。それだけ自分の状態は悪化していました。7日間処方され、しっかり服用すると、流石というか「自分が苦しんできた2ヵ月間がなんだったんだろう」と言いたくなるように状態は改善していきました。それからステロイド外用剤に切り替わりました。

ここで、気を付けないといけないのは、ステロイドで治ったわけではないということです。
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 私も、この仕事について嫌というほど見てきたのが、ステロイドで症状が落ち着いて、「治った」つもりになって、食事や生活の節制を緩めて悪化していく方が本当に多かったことを。自分も見た目の調子の良さに惑わされないように気を付け、根本の治療を中医学で同時に行うように努めました。いわゆる胃腸の健全化です。アトピーの治療で一番大事なことは「胃腸の健全化」です。ただ、皮膚の炎症がひどい時には分かってはいるのですが、皮膚の炎症を抑えることにいっぱいいっぱいで、そこにまで手が回りませんでした。

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 根本の治療のために、松寿仙題源イサゴールルミンササカールなどを服用していると、ステロイドを使わなくても皮膚が悪化することが少なくなりました。
(※悪化するときは、お酒を飲みすぎたときということも経験で分かってきました。)

写真 まだまだ、完全に完治させたわけではないですが、今回の再発を通じてアトピー治療に関して役割があることを実感しました。

 表治(皮膚の炎症を抑える)は、西洋薬の独壇場。
無理に中医にこだわる必要はないこと。こだわり過ぎると、今回の私のように無駄に苦しむ時期が長くなる。

 本治(根本の治療)は、中医学や代替療法が適している。
アトピー治療のコントロール状態で、病院から出る薬は、抗アレルギー剤程度です。ここは本当に体質改善なので、本腰を入れて中医学を中心に体質改善に取り組んでいけます。

私もまだまだ自分を通じて学習中です。しかし、私が苦しんで苦しんで快方に向かった体験は、皆さまに還元できます。今もし一人でお悩みなら、ぜひご相談ください。アトピーはなったものしか分からない辛さがあります。
私は、それを味わっています。あなたの苦しさは共感できます。


お気軽にご相談ください

治療について

 第三期目の再発での治療は、大まかにいうとこういう具合です。

炎症や痒みの改善は、病院から処方されるステロイド内服・外用剤、抗ヒスタミン剤

根本の体質改善には、漢方薬やサプリメントを用いた治療

 そして何より食事もとても大切です。
私が参考にした食事は、「アトピーなんか飛んで行け!アトピー克服実践マニュアル」ブイツーソリューション発行を参考にしました。よく言われることですが、極力食品添加物や無駄な油の摂取は控えました。

 薬も飲んで、食事も改善しているのに、なかなか肌の状態が改善していない時にふと気づいたことがありました。

それは…

色々なものを身体に取り入れているけど、身体から「汗」を出していないということです。

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 アトピー肌には、汗はとてもしみるので、極力汗をかかないようにしていました。よく考えたら人間の生理作用で「汗をかかない」ということは不自然なことであるうえに、デットクスの観点からも良くありません。そこで、「どうせ汗をかくなら大汗をかこう」と一念発起して、ジョギングを取り入れました。

 最初は汗はやっぱりしみます。痛痒いのですが、我慢して走って汗をかき続けていると、肌が汗でしみていないことに気づきました。

 自分の中での見解ですが、正常肌は普通に汗をかくのですが、アトピー肌は汗が出にくいようです。最初は正常肌から出る汗がアトピー肌に触れるととても痒みを感じます。しかし、時間が経つと次第にアトピー肌からも汗が出てきます。不思議とアトピー肌から出る汗に対してアトピー肌はしみないのです。おまけに、運動後も、なかからしみない汗が出てくるので、どんな保湿剤よりも肌に馴染んでしっとりします。

この運動を取り入れたことは、私がアトピーをコントロールしていくうえでとてもプラスに働きました。


ステロイドについて

 ステロイドの使用については、目的をきちんととらえて使うことが大事だと思います。目的とは、炎症や痒みを抑えるというこの1点です。ここには、アトピーを治すという意味は含まれていません。

 このスタンスに立つことで、ステロイドの使用のみでアトピーが治るという誤解から漫然とステロイドを塗り続けるという悪循環は防げると思います。

 ステロイドで炎症を抑えることによって、気持ちに余裕ができ根本の治療に取り組むことができるのです。

 私も一時は、脱ステロイドでやっていこうと思った時期もありました。しかし、社会生活をするうえで、脱ステロイド療法は、非現実的です。というのは、脱ステロイドをするうえでは、一時的??な症状悪化は避けられません。人気のないところで仙人のような暮らしをするなら話は別ですが、人と接しなければならない環境で、症状が悪化すると、人に会いたくなくなります。四六時中痒みや痛みと戦わなければなりません。心身ともに疲れ果てます。

 そんな状況では、根本の治療はできないのではないかというのが私のいたった結論です。

 ステロイドは、本当に辛いい炎症や痒みを抑えてくれます。

 ステロイドに関しては、副作用が喧伝され、一番大事なメリットの面が過小評価されていると感じます。ステロイドは、「恐れず頼り過ぎず」がコツではないでしょうか。



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